aa13あられ(霰)・ひょう(雹)・みぞれ(霙)の違いって? 何だと思いますか? ちょっと気になりますよね。 ってことで調べて見ましたよ。(^^)

 


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「あられ」「ひょう」「みぞれ」「雪」「雨」の構造!

  ちなみに、あられ、ひょう、みぞれを漢字で書くと   あられ  ひょう  みぞれ    です。  

 

まず、雲の正体は?どうやってできるのか?

こんな経験はありませんか?コップに水と氷をいれてしばらくするとコップの外面に水滴がついてるのを!  

 

あれは、空気は常に水蒸気を含んでいて、温度によって含むことのできる水蒸気の量は変わってきます。

 

温度が高い空気はたくさんの水蒸気を含むことができ、逆に温度の低い空気は少しの水蒸気しか含むことができません。  

 

それで、温度の高い空気が温度の低い空気に触れると、温度の高い空気にあった水蒸気が水蒸気としていられなくなり、細かな水滴(結露と言います)となって姿を現すんです。  

 

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雲の出来る仕組みを簡単に説明すると。

  冬の寒い日に息を吐くとその息が白く見えますよね、原理は全く同じです。 人の吐く息は体温と同じくらいの温度があるのでたくさんの水蒸気を含んでいます。それが冷たい空気に触れることにより水蒸気が細かな水滴となって白く見えるんですね。  

 


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雨はどうやってできるの?

  水蒸気すいじょうきになって空にのぼって行った水分は、下の図のようにして、雨つぶになって落ちてきます。

  1. 空の上は気温が低いので、水蒸気すいじょうきは氷のつぶになります。
  2. 氷のつぶはどんどん大きくなり、重みで下に落ちてきます。
  3. 落ちてきた氷のつぶに、水のつぶがくっついて、雪の結晶けっしょうになって落ちていきます。
  4. 下の方は気温が高くなるので、雪の結晶けっしょうがとけて、雨つぶとなり、雨がふります。

その際に地上の温度が0℃以上であれば、氷のかたまりは溶けず雪になります。 なお、雲の粒の直径は0.01mm、雨粒はその百倍の大きさがありますよ。  

 

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雪はどうやってできるの?

  雨が降る仕組みと同じで、湿った空気が上昇して冷やされると雲ができるんですが、その雲、日本では夏の暑い時期を除いてほとんどが氷の粒なんです。

 

その氷の粒に水蒸気がくっついて(昇華して)成長すると雪の結晶ができるわけです。

 



だから地上で雨が降っている時でも、上空の高いところでは気温が低いので、大抵は雪なんです。その雪が落ちてくる間に溶けると雨。気温が低くて溶けないと雪。中間だと霙(みぞれ)になるんです。  

 

『あられ』と『ひょう』はどうやってできるの?

  『あられ』と『ひょう』は同じものです。 ただ大きさが違うだけです。 『ひょう』は直径が5ミリ以上で、『あられ』は直径5ミリ以内といい区別してます。

 

地表付近の暖かい空気の上空に冷たい空気が入り込むと、強い上昇気流が生じ積乱雲が発生します。 積乱雲の中では水蒸気が小さな氷の粒となり、落下の途中で雨粒になったり、一部が解けたりします。

 

そのような雨粒や解けかかった氷の粒は、落下の途中に強い上昇気流を受けて上空に舞い上げられると、再び氷の粒になります。

 

これを繰り返すうちに氷の粒は、 だんだんと大きな氷の塊になり、 ついには強い上昇気流でも舞い上げることができず地上に落下します。 この氷の粒が雹なのです。  

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