楽器の中でもオーボエって優れ ていて音が安定しているんです ね。だからオーケストラではオ ーボエは重要なポジションなん ですね知らなかった。
オーケストラでは、演奏を始める前に各楽器のチューニング(音の高さを合わせること)をします。
オーケストラのチューニングはなぜオーボエなの?
そのとき、最初にオーボエという楽器を持っている人が「A(ラ)」の音をだします。
そして、そのオーボエの音に合わせて、他の楽器を持っているオーケストラの全員が次々に音を合わせていきます。
オーボエが基準となる音を出す理由は、オーボエは他の楽器と違い音の高さを調整しにくいからです。
例えば、弦楽器であれば、弦の張り具合を調整すればスグに音の高さを変えることが出来ます。
しかし、オーボエは基本的にリード(息を吹き込む器具)でしか音の高さを変えることが出来ず、演奏会場でスグに音の高さを調整することが出来ません。
そのため、他の楽器がオーボエの音の高さに合わせてチューニングを行います。
なお、オーボエ不在の場合は、クラリネットなど他の楽器が状況に応じて代役することになります。
ちなみに、オーボエは管楽器の中でも特に難しい楽器と言われています。それは、息を吹き込んでリードを振動させる際、非常に微妙なさじ加減が必要だからです。
小学校などの授業などで使う縦笛であれば、雑な息継ぎでも息を吹き込めばそれなりの音は出せますが、オーボエでブレス(息継ぎ)をする場合は、肺に溜まっている空気を出し切ってから息を吹き込まないといけないほどです。
オーケストラのチューニングは初めにオーボエがA(ラ)の音を出し、次に管楽器が合わせます。
そしてコンサートマスターが音を取り、それからオーケストラの全員が音を合わせていきます。オーケストラはオーボエなしには始められません??。
それでは、なぜオーボエが基準になっているのでしょうか。 その理由には2つの説があります、1つはオーボエは正確な音程が出るから。
そしてもう1つは正確な音程が出ないからというものです。
まず、正確な音程が出るからという説には、それは、オーボエの音が一番安定して長い音をだせる、温度差による音程の変化が少ない、よく音が通るなど、聞いてみればなるほどという理由です。
またオーボエの音色が、よくひびいて、みんなに聞こえやすいからということもあるようです。
次に正確な音程が出ないという説には、オーボエは楽器の構造上、途中で音程を変えることができません。
オーボエが音の高さを変えるには、リードの幅や長さで調節するしかなく、演奏当日にその場でぱっと変えることができません。
オーボエは音程を自由に調整しにくい楽器なので、ほかの楽器がオーボエに合わせるしかないというものです。
聞いてみれば両方ともなるほどという理由です。 最後に、ではオーボエの入っていない曲の場合のチューニングはどうするのでしょうか(例えば:モーツァルトの交響曲第39番)。
その場合には、代わりにクラリネットでチューニングします。
このようにオーボエ不在のときには、その状況に応じて別の楽器が代役をつとめます。