クツ選びも人それぞれで色々だと思います。気にする人!気にしない人!こだわる人!中には何でもいいじゃない?そんなクツ選びのお手伝いをします。
【目 次】
靴選びのプロ「シューフィッター」
遊びに行くときだけでなく仕事に行くときも、服に合わせてオシャレな靴を履きたいと思うモノです。そのため、サイズよりデザインを優先して靴を買う人も少なくないようです。
しかし、靴のサイズが足に合っていない場合、足のトラブルを引き起こす可能性があります。ただ、自分に合った靴の大きさというものは意外に分かりにくいものです。
そのため、シューフィッターがいる靴店でアドバイスしてもらうのが一番です。ちなみに、シューフィッターとは「足と靴と健康協議会(FHA)」が認定している制度で靴のアドバイザーです。
シューフィッターには3ランクあり、上級が「マスター」中級が「バチュラー」初級が「プライマリー」となっています。
足のトラブル
外反母趾 外反母趾とは、足の親指が小指の方へ向かって大きく曲がり、親指の付け根付近が腫れ上がったようにくの字に飛び出している状態のことを言います。
なお、親指が曲がり過ぎたために、隣の指の下や上に重なってしまうこともあります。そのような状態がヒドくなると、親指の付け根の飛び出している部分や間接などに痛みを伴うようになり歩きづらくなります。
ハンマートー 足の指を折り曲げたまま元に戻らなくなった状態を「ハンマートー」と呼んでいます。靴が小さい場合、足の指を折り曲げて履き続けることなりハンマートーになることがあります。
なお、靴が大き過ぎる場合も、靴の中に空間があり過ぎて、指を曲げ踏ん張った状態を続けてしまっているとハンマートーになることがあります。
従いまして、靴は小さ過ぎても大き過ぎても足にとって良いとは言えません。
開張足 足の指全体を正面から見ると、真ん中辺りを頂点にして緩やかに盛り上がってアーチを描いる状態が正常なのですが、そのアーチが下がってしまっている状態を開張足(かいちょうそく)と言います。
イメージとしては、扁平足(へんぺいそく)の上部版という感じです。 なお、足のトラブルは靴だけが原因ではなく、体を支える体幹の筋肉や骨格が弱くなっている場合も、体を支えきれなくなり足に負担がかかるため、足のトラブルを引き起こしやすくなります。
いずれにしましても、靴を履いたあとは、足の指を動かしたり、ストレッチで腱(けん)や筋肉をほぐせば足のトラブルを予防することが出来ます。
足のトラブル予防のための体操は、下記のように足の指を動かしたり手でマッサージすることが基本になります。
足のトラブル予防の体操
①足の指を動かす:足の指で、グー・チョキ・パーとジャンケンをする。
②タオル引き寄せ:タオルを床に敷いて、その上に両足を乗せ自分の方へタオルを引き寄せる。
③足のストレッチ:手で足の甲をもってねじる。
④足のストレッチ:足の指の間に手の指を入れて、手と足で握手をした状態で足首をまわす。
女性用通勤靴の選び方
靴を選ぶ際、大切なのは靴の中で足が前にズレてしまわないことです。足が前にズレてしまうと、歩くたびに足がズレないように指で踏ん張ってしまいます。
そのような歩き方をすると、疲れるだけでなく足のトラブルに見舞われることにつながるため注意が必要です。
なお、足の指が見えそうなパンプスなどは、歩いているとかかとが脱げやすいため、指に力を入れて歩きがちになります。そのため、足の指に負担がかります。
女性にお勧めの通勤・仕事用の靴はコレ!
足の前ズレを防いでくれる靴は、ストラップ付きの靴です。ストラップがあれば、足の前ズレを防いでくれるのですが、ストラップの位置はくるぶし近いほど足がしっかり固定されます。
ヒールは太いタイプが安定する
ヒールは太いほど安定するのですが、ヒールの地面との設置面は縦長より横長の方が安定します。ただ、細いヒールを選びたいということであれば、甲の部分が低く指の付け根あたりが曲がりやすい靴がお勧めです。 上記のような理由から、ヒールが太くストラップが付いているタイプが、女性にお勧めの通勤・仕事用の靴ということになります。