ジャンプは成功と失敗を見分けやすい大技で、総合評価を大きく左右する重要な要素です。ジャンプの種類を見分け、その質の評価の仕方を理解することをおすすめ。
【目 次】
フィギュアスケートのジャンプの種類と点数
浅田真央選手は、トリプルアクセル(3回転半)を跳べる数少ない女子選手の一人です。ちなみに、フィギュアスケートには、6種類のジャンプがあり、その中のアクセルは一番難しいため、基礎点が一番高く設定されています。
それぞれのジャンプは、どちらの足で踏み切るのか、エッジの内側と外側のどちらで踏み切るのかという違いがあり、アクセルは6種類の中で、唯一前向きに踏み切るジャンプです。
各々の基礎点は下記の通り決められていますが、ジャンプの出来次第で、7段階の評価(マイナス3~プラス3)が加えられるため、基礎点が高いジャンプでも不完全であれば、基礎点が低いジャンプより得点が低くなることはあります。
その評価は8項目あり、2項目を満たしていれば”+1”で4項目を満たしていれば”+2”、6項目以上満たしていれば最大の”+3”となります。
ジャンプの評価項目
ジャンプの基礎
AXEL (アクセル)
LUTS (ルッツ)
FLIP (フリップ)
LOOP (ループ)
SACHOW (サルコウ)
TOE ROOP (トウループ)
プラス要素
①予想外の / 独創的な / 難しい入り
②明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
③空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ
④高さおよび距離が十分
⑤((四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方
⑥入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
⑦開始から終了まで無駄な力が全く無い
⑧音楽構造に要素が合っている
得点
●+1 : ①~⑧の中で、2~3項目を満たしている
●+2 : ①~⑧の中で、4~5項目を満たしている
●+3 : ①~⑧の中で、6項目以上満たしている
(国際スケート連盟コミュニケーションより引用)