追記で、2022年7月に関東地域で最高気温が40度台を突破しました。夏はフェーン現象がおきるから尚更に暑くなるのか 外気温度が上昇すれば熱中症で倒れる人が増えるから 気象庁は2011年から全国の『高温注意報』を発表 するようになった。
【目 次】
フェーン現象って何なの?
湿った空気が風に乗って山にぶつかると、その空気は山にそって上にあがります。 100m上昇するごとに空気の温度が1℃づつさがります。
やがて頂上に達して水分を全部うしない、次は、乾いた空気となって下降しますす、今度は逆に100m下降するごとに空気の温度は1℃づつ上がります。
この現象をフェーン現象と言います。
この際に、乾燥した空気で強風が吹くので山火事の発生に注意が必要です。
夏は日本海側でフェーン現象がおこる傾向があり、冬は太平洋側でフェーン現象が起きる傾向があります。
高温注意情報って何なの?
高温注意情報
全国の都道府県を対象に、翌日又は当日の最高気温が35℃以上になることが予想される場合に「高温注意情報」を発表し、熱中症への注意を呼びかけます。 前日17時過ぎに地方単位の情報を、当日5時或いは11時過ぎに府県単位の情報を発表します。
高温注意報
何か言葉が紛らわしいですよね。 本来、注意報は風雨・乾燥・なだれ・津波・高潮などの被害が出ると予想して注意を促す予報です。 つまり、注意報が発令されると、学校が子供の安全のために休校します。 よって熱中症を未然に防ぐのは『高温注意情報』の方です。
熱中症って何なの?
「熱中症」は日射病や熱射病などの総称で、 「高温下での運動や労働のため、発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気。体温上昇、発汗停止とともに虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡などを起こし、生命の危険を伴うこともある」とされてます。
高齢者は、例え家の中でも熱中症になって倒れることがありますから、ご注意を。
熱中症の種類とは?
Ⅰ度(軽症)・・・・・・・現場での処置で対応できる。 Ⅱ度(中等症)・・・・・病院にかかる必要あり。 Ⅲ度(重症)・・・・・・・入院して集中治療を受ける必要あり。
更に詳しく見ます。
めまいがしたり、失神したりする。 | 高温や直射日光によって血管が拡張し、血圧が下がることによって生じる。 | |
暑いなかでの運動や作業中に起こりやすい、痛みを伴った筋肉のけいれん。脚や腹部の筋肉に発生しやすい。 | 汗をかくと、水分と一緒に塩分も失われるが、この熱けいれんは血液中の塩分が低くなり過ぎて起こる症状。水分を補給しないで活動を続けたときはもちろん、水分だけを補給したときにも発生しやすい。 | |
たくさんの汗をかき、皮膚は青白く、体温は正常かやや高め。めまい、頭痛、吐き気、倦怠感を伴うことも多い。 | 体内の水分や塩分不足、いわゆる脱水症状によるもの。死に至ることもある熱射病の前段階ともいわれ、この段階での対処が重要となる。 | |
汗をかいておらず、皮膚は赤く熱っぽく、体温は39℃を超えることが多い。めまい、吐き気、頭痛のほか、意識障害、錯乱、昏睡、全身けいれんなどを伴うこともある。 | 水分や塩分の不足から体温調節機能が異常をきたした状態。そのままでは死に至ることもある。極めて緊急に対処し、救急車を手配する必要がある。 |
熱中症にならないためには?
熱中症は、ちょっとした注意で防ぐことができます。
- 睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは暑い日中の外出や運動は控えよう。
- 通気性の良い洋服を着て、外出時にはきちんと帽子をかぶろう。
- 「のどが渇いた」と感じたときには、すでにかなりの水分不足になっていることが多いもの。定期的に少しずつ水分を補給しよう。特に夏場は汗と一緒に塩分が失われることを考えると、スポーツドリンクなどを飲むのがオススメだ。
- 体内の機能が発育途中の子どもや、体力が衰えはじめた高齢者は熱中症になりやすい。年齢を意識して、予防を心がけることも大切だ。
すでに熱中症になったらどうすれば?
熱中症かもしれない、と思ったらまずまっ先にしなければならない基本中の基本を書きますので、いざというときのために、ぜひ活用してください。
- 涼しい日陰やクーラーの効いた室内などに移動する
- 衣類をゆるめて休む
- 体を冷やす氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。氷や冷たい水がない場合は、タオルやうちわ、衣服などを使ってあおぎ、風を送って冷やす。
- 水分を補給するこのとき、水分だけではなく、汗によって失われた塩分も補給する必要がある。スポーツドリンクなどを少しずつ何回にも分けて補給しよう。
後、家族やお友達が倒れたときは 応急処置は同じで、意識があるか?ないか?を呼びかけて確認する。 直ぐに119番に電話する。 中にはAEDを使用する場合もあるかも知れません。