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食材には、様々な栄養素があり、体にもたらす恩恵も様々です。

ただ、どれかひとつを集中的に食べれば良いというものではなく、様々な食材をまんべんなく


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取り、栄養バランスを考えた食事を取ることが大切です。なお、牛肉などに含まれている飽和脂肪酸のように、摂り過ぎると体によくない成分もあります。

 

野菜の特徴と栄養素 その2

 

菜の花
菜の花に含まれているアブラナ科共通のイソチオシアネートには、ガン予防の効果が期待できます。『イソチオシアネート・ビタミンAなど』

 

ゴーヤ(にがうり)
沖縄県を代表する野菜であるゴーヤには、非常に多くのビタミンCが含まれており、その含有量は野菜の中でトップクラスです。ゴーヤの苦味は、フラボノイド系の成分によるモノで、抗酸化作用や活性酸素の毒性を中和する効果があるとされています。『ビタミンC・葉酸・カリウムなど』

 

ニラ
ニラには、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ニラの香り成分アリシンには、ビタミンB1の吸収率を高める作用があり、疲労回復や成長促進に有効とされています。『βカロチン・ビタミンC・ビタミンE・セレンなど』

 

ニンジン
ニンジンのβカロチンの含有量は、野菜の中でトップクラスです。ちなみに、βカロチンは体内に入るとビタミンAに変わるため過剰摂取の心配はありません。ただ、ニンジンにはビタミンCを破壊してしまうアスコルビナーゼが含まれているため、生で食べるときは刻んで他の野菜と一緒に摂るのがオススメです。『βカロチン・カルシウムなど』

 

ニンニク
硫化アリルの一種アリシンは、体と脳の疲労回復効果があり生活習慣病予防に有効なのですが、ニンニクにはアリシンが豊富に含まれています。ちなみに、アリシンは匂いの元でもあります。『アリシン・イオウ化合物など』

 

ネギ
ネギにもアリシンが豊富に含まれています。捨ててしまいがちな青い部分ですが、白い部分より栄養が豊富に含まれているため、捨てずに上手に利用するとかなりの栄養が摂れます。『アリシン・葉酸など』

 

白菜
白菜は、ほとんどが水分ですが、芯のあたりにビタミンCやカルシウムが含まれています。漬け物にすると、乳酸菌が増え整調効果が高まります。『ビタミンC・カルシウム・食物繊維など』

 

ピーマン
ピーマンにはβカロチンやビタミンCが多く含まれており、色が濃いほどβカロチンの量が多いといえます。なお、ピーマンの香り成分ピラジンには、血栓を抑制する作用があります。『ビタミンC・ピラジンなど』

 


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ブロッコリー
ブロッコリーに含まれているスルフォラファンには、抗酸化物質の解毒酵素を活発にし、ガン細胞の増殖を抑制するといわれています。なお、ビタミンUも含んでいるため胃もたれなどにも有効です。『スルフォラファン・ビタミンC・ビタミンK・ビタミンU・鉄・葉酸など』

 

ほうれん草
ほうれん草に含まれているクロロフィル色素は、血液の中の毒素を解毒して血をサラサラにする効果があります。なお、造血作用のある葉酸も豊富に含まれています。『クロロフィル・葉酸・カリウム・鉄など』

 

モロヘイヤ
モロヘイヤには様々な栄養素が含まれており、活性酸素を中和する作用があるため、生活習慣病や更年期障害の予防に有効といわれています。なお、胃粘膜を強化する作用があるムチンなども含まれています。『ムチン・βカロチン・カルシウム・食物繊維など』

 

レタス
レタスの葉を切ると白い汁が出てきますが、それはラクッコピコリンと呼ばれる成分で、精神を安定させて眠りを誘う作用があるといわれています。なお、レタスには食物繊維も豊富に含まれています『ラクッコピコリン・ビタミンE・ビタミンKなど』

 

レンコン
レンコンにはタンニンと呼ばれる栄養素が含まれており、そのタンニンの作用によって止血効果が期待できます。なお、粘り成分のムチンも含まれているため、胃粘膜を強化する効果もあります。『タンニン・ムチン・ビタミンB12・ビタミンCなど』

 

サツマイモ
サツマイモにはセルロース(食物繊維)や糖質やビタミンCが豊富に含まれており、イモ類の中では、サツマイモがセルロースやビタミンCの含有量が一番で、便秘解消などに有効です。『ビタミンC・食物繊維・糖質など』

 

里芋
里芋にはムチンやカリウムが含まれていますが、茹でると粘膜を保護する作用などがあるムチンが流れ出てしまうため、蒸かして食べるのがオススメです。『ムチン・カリウム・ビタミンCなど』

 

ジャガイモ
ジャガイモにはカリウムが豊富に含まれているため、疲労回復に有効です。なお、ジャガイモは皮のあたりに栄養素が多く集まっているため、加熱したあとに皮をむくと栄養分が中に残ります。『カリウム・ビタミンCなど』

 

山芋
山芋にはデンプンが豊富に含まれていますが、他のイモ類と違い、生で食べた方が体内での働きが活発になります。なお、カリウムも豊富に含まれているため、むくみなどにも有効です。『カリウム・ムチン・ジアスターゼなど』

 

コンニャク
コンニャクは、ほどんどが水分で不溶性食物繊維を多く含んでいるため、腸を刺激しながら老廃物を体外に排出する効果があります。『食物繊維・カリウムなど』

 

椎茸
椎茸に含まれているエルゴステロールと呼ばれる成分は、太陽の日(紫外線)に当てるとビタミンDに変わるため、天日干しにするとビタミンDが増加します。なお、食物繊維も豊富に含まれているため、便秘解消に効果が期待できます。『エルゴステロール・ビタミンB2・食物繊維・グアニル酸など』

 

しめじ
しめじには食物繊維が豊富に含まれているため、肥満解消や便秘解消に有効です。『ビタミンB2・食物繊維・グルタミン酸など』

( 『』内は主な栄養素 )

 

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