いつも、どっちを飲むかを迷うけ ど?どっちを飲めばいいの? 成分の違いは?どちらが優れてい る?色々と気になつたので色々調 べてみました。 これで、どっちを飲んだらいいか決まるかも(^^)
【目 次】
ポカリスエットとアクエリアスの違いって何?
成分の違いを比較してみる。
会社名 | 大塚製薬 | 日本コカ・コーラ社 |
エネルギー | 25kcal | 19kcal |
タンパク質 | 0.0g | 0.0g |
脂質 | 0.0g | 0.0g |
炭水化物 | 6.2g | 4.7g |
ナトリウム | 49mg | 34mg |
カリウム | 20g | 8mg |
カルシウム | 2.0mg | 1.2mg |
マグネシウム | 0.6mg | 1.2mg |
原材料 | 砂糖、ぶどう糖果糖液糖、果汁、 食塩、酸味料、調味料(アミノ酸)など | 高果糖液糖、トレハロース、はちみつ、ローヤルゼリー、 海藻エキス、クエン酸、アルギニン2.5mg、甘味料(スクラロース)、 イソロイシン1.0mg、バリン1.0mg、ロイシン0.5mgなど |
両者の味の違いが科学的に明らかになる。
味博士の味覚センサー「レオ」君で両者の味の違いを測定します。
味覚センサー「レオ」君が測定中
「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つの基本味をチャート化しました。
1:甘くない
2:かすかに甘い
3:とても甘い
1→4につれて味が強くなる。
ポカリスエットとアクエリアスの味を「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つの基本味で表してみると、余り違いはうりませんね。
でも見ると「甘味」と「酸味」に差があり、ポカリスエットの方が甘く、アクエリアスのほうが酸味が強くなっています。
一見小さな差に見えますが、95%の人が違いを認識できるレベルの差です。イメージ通り、ポカリスエットのほうが甘いという結果となりました。アクエリアスの「さっぱり」は酸味成分のクエン酸がもたらすものでしょう。
甘味が強いということは、糖分濃度が高いということですよね。糖分はエネルギー源になるため、エネルギー補給をしたいときにはポカリスエットのほうが向いていると言えます。
一方、アクエリアスに含まれるクエン酸は運動後に作られる老廃物を分解し、新陳代謝を促進させる効果があるため、疲労回復にはアクエリアスがよいと思われます。
甘味と酸味には実は、互いの味を抑え合う効果があります。両方の味を同時に取ると、一方の味が弱く感じてしまうのです。
いわば綱引きのような、まさに甘酸っぱい関係かも(^^)あなたの身体に染み入るのは、甘味ですか? 酸味ですか?さぁ~どっちですか?
ここで両者の違いを具体的に説明しますね。
ポカリスエットの場合
まずは、ポカリスエットの方が、アクエリアスに比べて、ナトリウムやカリウムの量が多いです。
これは、汗をかいた後の水分や塩分などのイオン、電解質などを補給できるので、体の水分補給という面では、ポカリスエットがおすすめということになります。
また、ポカリスエットの方が、アクエリアスに比べて、カロリーや炭水化物の量が多いので、夏の暑さや病気などで食欲がないときには、エネルギー補給という意味でこれもポカリスエットがおすすめということになります。
これは、医者がポカリスエットをすすめる理由のひとつであり、ポカリスエットの製品開発のコンセプトが「飲む点滴」ということから、医者がすすめる理由です。
アクエリアスの場合
一方、アクエリアスはというと、ポカリスエットには入っていない、クエン酸やアミノ酸(アルギニン、バリン、ロイシン、イソロイシン)が含まれているので、疲労回復にいいです。
アクエリアスに含まれるアミノ酸は、主に、免疫力や新陳代謝をよくして、筋肉力の上げる効果があるものなので、運動時には必要な栄養成分でサプリメントとしても有名なんです。
つまり!
熱中症予防や病気などの水分補給には
「ポカリスエット」
運動時などの水分補給には
「アクエリアス」
尚、お医者さんは風邪を引いたときなどは「ポカリスエット」をすすめてます。
風邪以外でも多くの人がアクエリアスよりポカリスエット愛飲してますので。
結論として、激しい運動以外では、ポカリス エットがいいみたいですよ。(^^)
味博士こと「鈴木 隆一」氏の紹介です。
鈴木 隆一:AISSY株式会社代表取締役社長さんです。
慶應義塾大学共同研究員(兼務)。慶應義塾大学理工学部卒業、同大大学院理工学研究科修士課程修了。
大学在学中よりシステム開発の受託などを行いながらSFC研究所研究員も兼務。大学院修了後、慶応義塾大学から出資を得てAISSY株式会社を設立。 味覚や食べ合わせの研究を行い、メディアにも多数出演。通称「味博士」。
最新著書として、『日本人の味覚は世界一』(廣済堂新書)、他にも『味博士のぜったい太らない食べ方』(日本文芸社)『「味覚力」を鍛えれば病気にならない』(講談社)があります。
尚、本記事は「味博士の研究所」を加筆・修正をしてます。